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会社概要

創業の想い

モノの動く理屈を知る楽しさ

幼いころからものづくりが大好きです。
小学校の時に最も感動したのは、「モーターの仕組み」を知った時。
「モーターが動くのはマジックでなく、仕組みがあるんだ！」
興奮し、手作りモーターの整流子の動きを感動して眺め続けていたのを思い出します。

その後、ミニ四駆、ラジコン、キャンプ(テント立てや火おこし)など、
何かを作る喜びはハンパないです。

チームワーク→プロジェクトXへの憧れ

その思いはいつしか皆で熱くモノ/コトを作って行く「プロジェクトＸ」への熱い思いに。
様々な部署/場所で楽しく働く父をみて「いつかサラリーマンになりたい！」と猛烈に思うようになりました。

ケの幸せを探求

高校の人間学の授業で、「ハレ」と「ケ」の概念を学びました。
・ハレ：儀礼や祭、年中行事などの「非日常」
・ケ：普段の生活である「日常」

そんな中で自分が着目したのは、「ケ」の世界です。
日常の中で、チョットした幸せを感じ、大切にしたい。
夕日がきれいだったり、青葉若葉を感じたり、気に入ったペンを使ったり。

一方で、病んでしまったり、生きるのに精いっぱいすぎて、
周りの「小さな幸せ」を発見できない人も多い。
そんな、「ケ」のちょっとした幸せを、皆にプレゼント出来る仕事が良いなと思うようになりました。

自分たちのクリエイティビティによって、ものづくりで、世界のなるだけ多くの人の「ケ」のチョッピリした幸せを増やしたい。
そう思ってると、自然とトヨタ自動車に入社していました。

現場の周りに集うものづくりの人々の繋がり

僕の最初の仕事は、現場改善/改革。
ご年配の改善マスターから指導いただきながら、アチコチの現場に行き、チームを組んで、生産性を上げていく。

これが難しいんです。中々画期的な成果は出ない。
でも、この仕事の中で、様々な会社の様々な現場を知りました。

図面を引く人。設備を作る人。品質を見る人。売る人。買う人。部長から担当者まで。
皆、同じ現場の周りに集うけど、全然違う世界観で、価値観で、ひとつのモノづくりにあたる。
全ての観点でベストなものを、皆の工夫と思いで、作り上げる。

震災の時は、ものづくりのサプライチェーンの偉大さを知りました。
電子部品のサプライチェーンを紐解くと、1次、2次、、、15次サプライヤー等があるんです。

それぞれ、組付けだったり、商社だったり、基盤だったり、水晶だったり、、
日本海外日本海外、目まぐるしく動きます。

同志の輪が広がる

そんな、自動車づくりの全体像や、個々人の工夫/想いが分かるほど、ドンドン仕事が楽しくなっていきます。
初めて電話かける相手でも、既に「同じ自動車を作っている同志」の感覚になるんです。
この感覚は、僕がトヨタ自動車から頂いた一番のプレゼントでした。

英語を使った海外での仕事も、楽しさ抜群。
皆、ものづくりの同志な上に、価値観が違ってとても楽しいのです。

一つの自動車は、4万点の部品、数万の現場と、数十万人の工夫/想いから出来るのです。

モノからあふれ出す、工夫と想い

今、自分の身の回りのモノを見るたびに、チョッピリ幸せを感じます。
100均のコップも、如何に安く機能を満たすように作れるか、工夫をこらしている。

アラブの油がドンブラコと運ばれてきて、材料になり、成形され、検査・運搬され、陳列されて僕たちが買うのをずっと待っている。

デザイン、形状、色、メチャメチャ考え、それで100円。
凄いです。

この、左脳的な知恵と、右脳的な想い。

これを、様々な製品で皆が感じれると、より普段が少しHappyな気分になるのではないか。

そんな世界を、作る一助になれたらと思います。

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